クレジットカードで海外旅行保険を節約

髭犬_海外保険

海外旅行保険は,複数のクレジットカードに付帯している海外保険をうまく活用することで節約できます.

海外旅行保険の相場

日本の保険が適用されない海外では,必ず海外旅行保険に加入するべきですが,まず支給される保険金額と保険料の相場を調べてみましょう.損保ジャパン日本興亜のシュミレーターで,シンガポールに3日間1人で旅行した場合を試算します.

検索条件

検索結果

まず,それぞれの項目について説明します.なお,保険上限額については経済的なPAタイプを選択するとします.

  • (傷害・疾病)死亡と後遺障害 1,000万円
    • 確率的に非常に少ないです.死亡時は遺族に支払われます.
  • 傷害と疾病 1,000万円
    • それぞれ,怪我と病気を指します.この怪我と病気の治療が,最もありえる事例であり,保険金の充実が最も求められます.
  • 賠償責任 1億円
    • 偶発的な事故によって他人や他人のものに与えた損害を金銭的に償うことです.
  • 携帯品損害 30万円
    • 持ち物(バッグ,カメラ,時計,衣類,旅券など)が盗まれる・壊れる・火災などの偶然な事故で損害を受けるなどした場合に,それらの時価が支払われるものです.
  • 救援者費用 1,000万円
    • 対象者の家族が駆けつけるときの旅費です.

これらの備えに対して,支払う保険料は1,500円です.1,500円で安心を買うと考えれば安いかもしれません.しかし,できれば保険料は節約したいですし,もっと言えば,保険契約が面倒ですのでしたくありません.

クレジットカード付帯の海外旅行保険の活用

クレジットカード付帯サービスのとして海外旅行保険

実は海外旅行保険は,クレジットカードに付帯している場合が多いです.そして,この付帯サービスを上手に活用することで,海外旅行保険を賄える可能性があります.ただ,そのためにはクレジットカード付帯保険についてある程度の理解が必要です.

利用付帯と自動付帯

前提として,利用付帯と自動付帯の違いを意識する必要があります.旅行保険適用に,該当クレジットカードでの旅行代金支払いが必要な場合を利用付帯,支払いとは無条件で適用される場合が自動付帯です.当然のことながら自動付帯の方が利便性は高いです.

実はクレジットカードの海外旅行保険は,そのほとんどが自動付帯です.家に保管されているカードにも海外旅行保険が自動付帯している場合があります.

重複の可否

自動付帯カードを複数枚持っている場合は,死亡保険以外は限度額を合算できます.一方,死亡や後遺障害については,額が最も大きいカードからしか支払われません.

このルールについて,理解するために,髭犬の例を見てみましょう.髭犬は,海外旅行保険が自動付帯したカードを複数枚持っています.

保険用カード

これらを表にまとめました.単位は万円です.

 ANA VISA
ゴールド
KKR
メンバーズ
エポス
ゴールド
イオン
ゴールド
Booking
.com
Suruga
Financial
Pass Visa
Debit
ビッグカメラ
Suica
カード保険
支給上限
上記PAタイプ
の例
死亡・後遺傷害5,0005,0001,0003,0003001,0005005,0001,000
傷害治療費用150300300200100100501,2001,000
疾病治療費用150300300100100100501,1001,000
携帯品505020302010なし18050
賠償責任3,0005,0002,0003,0002,5001,000なし16,50010,000
救援者費用100400100100150150なし1,0001,000

死亡・後遺障害で最も額が大きいのは,ANA VISAゴールドと職場で作ることのできるKKRメンバースカードの5,000万で,この最高額がそのまま支払われる上限になります.一方その他の項目は合算可能ですので,限度額は合計されます.このように,複数のクレジットカードの保険を合算することで,死亡・後遺障害以外の項目を充実させることができます.

さて,合算後の保険額は,先の損保ジャパンのPAパターンに見劣りしないことが分かります.つまり,最低限必要とされるレベルの海外旅行保険が,クレジットカードの自動付帯で賄えます.

合算は年会費無料カードを利用

海外旅行保険のためにカードを複数枚保有するときは,年会費無料のカードを選択したいです.髭犬の場合は,上記カードのうちANA VISAにのみ年会費を支払っていますが,他の4枚の保険額合算に貢献してくれるカードは,年会費無料または実質無料です.

お勤めされている方であれば,お勤め先で年会費無料で保険が充実したゴールドカードを作成できる場合があります.家に保管していても,保険として機能します.

そのような特別なカードが無い場合は,エポスカードまたはエポスゴールドカード,さらには 横浜インビテーションカード(ハマカード)などがお勧めです.ゴールドカードが作成できるなら,エポスゴールドが保険が充実しているためお勧めです.比較表も載せておきます.

エポスカード

エポスゴールドカード

横浜インビテーションカード

 エポスエポス
ゴールド
横浜
インビテーション
死亡・後遺傷害5001,0002,000
傷害治療費用200300200
疾病治療費用270300200
携帯品202020
賠償責任2,0002,0002,000
救援者費用100100200
年会費無料無料可無料

注意点として,エポスゴールドカードは年会費5,000円が必要です.しかし,発行後一年以内に50万円以上の決済を行うことで以降の年会費を永年無料にできます.決済を集中できる期間を見極めて発行しましょう.髭犬は,この方法を使って,年会費永年無料カードとして保有しています.細かい話ですが,この50万円の決済で貯まるエポスポイントは,ゴールドカードならボーナスポイントも含めて5000ポイントです.1ポイント1円相当なので,支払った初年度分の年会費も取り戻せます.

おわりに

クレジットカードは様々な利用価値がありますが,万が一の海外旅行保険でも威力を発揮します.死亡・後遺障害以外は複数枚の年会費無料カードで手厚い保険にできます.まずはお勤めの会社でゴールドカードを作成できるか調べてみると良いのではないかと思います.

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