独自ドメインの静的サイトを格安サーバーで運用して自分の城を持つ

2020-06-19, 2020-06-04

愛着あるワードを独自ドメインで取得し、手打ちでHTMLを編集して静的サイトを作成し、維持費格安のサーバーで公開することで、趣味の個人サイトを長期に渡って運用できます。

マイウェブサイトなら自分の城に手が届く

マイホームに価値を見出す方は、マイウェブサイトにも価値を見出せるでしょう。どちらも、新しく構築して、維持管理を行い、時にリフォームできます。どちらも個人の所有欲を満たしてくれる自分の城なのです。それらは同じに思えないかもしれませんが、本質的には同じものだと考えられます。

そして、個人ウェブサイトは、マイホームに比べれば、とても簡単に手に入ります。マイホームの購入費は人生を考え直すほど高額ですが、マイウェブサイトは数千円から作れます。どちらも自分の城になりえるのに、マイウェブサイト作成の金銭的な敷居はとても低いです。

ですので、貧乏な髭犬は、マイホームはいったん諦めて、マイウェブサイトで自分の城を持つことにしました。皆さんも、個人サイトを始めて一城の主になってみてはいかがでしょうか。

本記事では、自分の城となる個人サイトに対する髭犬のこだわりを述べています。これから個人サイトを立ち上げようとお考えの方は、是非ご一読ください。

愛着ある独自ドメインを取得しよう

これからウェブサイトを立ち上げようとお考えの方は、独自ドメイン取得を是非検討ください。独自ドメインの意義と選び方のポイントを解説します。

ウェブサイトの所有権を独自ドメインで主張する

個人サイトは、その所有権の有無によって明確に二分され、独自ドメイン名で判断できます。自分の城を持ちたいなら、自分の独自ドメインをまず保有する必要があります。

巨大プラットホームのサブディレクトリまたはサブドメインとしての個人サイトは、個人に所有権がありません。サイトのURLには、Facebook, Twitter, Instagram, Googleなどのプラットホームの独自ドメインが必ず組み込まれています。プラットホーム傘下でアクセスを集めやすいというメリットはありますが、ただの利用者に所有権はありません。それらプラットホームの方針(強制的な広告表示など)に従う必要があります。

例として、髭犬もTwitterにアカウントを持っていますが、URL(https://twitter.com/higeinu_com)には、"twitter.com"が含まれています。ですので、髭犬はTwitterに首輪をされた状態で、表示したくない広告が表示されても受け入れるしかありません(クリックされても髭犬に一銭も入りません)。

個人サイトのもう一つの形態は、運営者個人が所有する独自ドメインのサイトです。サイトの所有権は、独自ドメインを保有する自分自身にあるため、自身の方針で自由にサイトを構築でき、巨大プラットホームの広告や規約等に悩まされることはありません。もちろん、マイウェブサイトは、この個人保有の独自ドメインのサイトを指します。

例として、この「髭犬のサイト」も、髭犬が保有している独自ドメイン(higeinu.com)で運営しているので、髭犬のものです。ブラウザのアドレスバーに、higeinu.comと打ち込めば、自分の城が表示されて悦に浸れます。プラットホームの助力なしでアクセスを集めることは難しいですが、真の意味でウェブサイトを個人所有するには、独自ドメインの取得は必須です。

独自ドメインの選び方

自分の城の名前となるドメイン名は、慎重に考えましょう。個人サイトであれば、以降に示す要件を満たせばよいでしょう。

トップレベルドメインは".com"を選択

トップレベルドメインとは、"https://hogehoge.xxx"の".xxx"の部分を指します。たとえば、".com", ".net", ".info", ".jp", "co.jp", ".org"などがトップレベルドメインです。それぞれ、用途や組織や国などの特定の意味が割り当てられています。

特に好みがなければ、".com"が無難です。なぜなら、以下の表の通り".com"は、世界シェア1位だからです(出典: domainstate.com、2020年6月)。これは、訪問者がサイトのURLを確認したときに、定番のトップレベルドメインなので違和感を覚えないというメリットがあります。

トップレベルドメイン シェア
.com 72 %
.net 7 %
.org 5 %

なお、当サイト"higeinu.com"のトップレベルドメインはもちろん".com"です。

サイト名を連想させる半角英文文字列

次は、ドメインの文字列を考えます。このとき、意味の無い文字の羅列は避けるべきです。できるだけ、サイトの名前が連想できる文字列を考えましょう。定番は、サイトの名前そのものやその省略名です。

注意点として、文字列は半角英文字だけを使います。数字や記号は入力しづらいので、やめた方がよいです。よくハイフンを使っている方がいらっしゃいますが、ハイフンの入力も面倒ですので、避けた方が無難です。

この「髭犬のサイト」のドメインは、サイト名を連想させる"higeinu.com"となっています。

愛着があるワード

最も大切なことは、その文字列を愛着あるワードにすることです。気に入っているワードがドメインだと頑張って運営する気になります。最適解は、そのようなワードをサイト名にしてしまうことです。

髭犬は、シュナウザー(髭犬)が大好きです。

文字数は少なく

文字数は少なければ少ないほど覚えやすく望ましいです。せめて10文字未満にしましょう。

"higeinu.com"の"higeinu"は7文字です。

ドメイン取得はサーバーと同じサービスにして一元管理

ドメインは、できるだけサーバーと同じサービスで管理しましょう。ドメイン管理のみやサーバー管理のみの良質なサービスもありますが、ドメインとサーバー両方に対応したサービスでは、契約を一元管理できます。

当サイトのドメインとサーバー管理は、どちらもさくらインターネットです。

WordPressに頼らずHTMLを自分で作成しよう

元々WordPressを利用して動的サイトを公開していた髭犬が、手打ちHTMLで静的サイトに移行した理由を説明します。

動的サイトに対する静的サイトのメリット

動的サイトと静的サイトの違い

ウェブサイトには動的サイトと静的サイトがあります。動的サイトは、サイトにアクセスがあるたびに、サーバーのデーターベースから必要な情報を抽出して、HTMLを動的に構築して表示させるものです。流行のWordPressで作られるサイトは、この動的サイトです。一方、静的サイトは、すでにサーバーに構築済みのHTMLを表示させるだけのものです。HTML手打ちで作られるサイトは静的サイトです。

静的サイトは表示が速い

静的サイトは、動的サイトよりも圧倒的にページの表示が速いです。すでに作成済みのHTMLを表示させるだけなので当たり前です。大切なことは、表示が速いサイトはストレスが溜まりにくいというという事実です。

ちなみに、この髭犬のサイトも静的サイトなのですが、インターネットが低速でも比較的快適に閲覧できているのではないでしょうか。

静的サイトは維持費が安い

静的サイトは動的サイトと比べて格安で運用できます。動的サイトでは、サーバーがデーターベースから必要な情報を取得してHTMLを構築するため、サーバーにはデーターベースへの対応とマシンパワーが要求されます。一方、静的サイトでは、サーバー側にそのような負荷の大きな要求はありません。つまり、静的サイトは、能力の低い格安サーバーでも運用できます。

例えば、この髭犬のサイトは、さくらインターネットで最も安いライトプランで運用しています。データーベース非対応でWordPressは使えませんが、維持費は、格安です。1つ上位のスタンダードプランでは、データーベースに対応して、WordPressも使えますが、維持費はお高いです。

静的サイトはバックアップや移転が簡単

静的サイトのバックアップは、フォルダ丸ごとコピーで終わりです。サーバー移転も、フォルダ丸ごとペーストでお終いです。一方、WordPressで作られた動的サイトの移転は、データーベースが絡むのでとても面倒です。

髭犬は昔WordPressサイトの管理サーバーを変更したことがありますが、かなりややこしかったことを覚えています。そして、それが切っ掛けで、静的サイトに切り替えようと決断しました。

WordPress疲れがない

WordPressでは更新が頻繁に行われます。WordPress本体、テーマ、プラグインが頻繁に更新を要求してきます。髭犬はWordPressを数年使ったことがありますが、この頻繁な更新に疲れました。

プラグインの更新切れも大きな問題です。WordPressには有志の方が作られた有用なプラグインが多くありますが、更新されていないものも多いです。髭犬も、WordPressを使っていたときは、プラグインを利用していましたが、常にプラグインの更新切れに怯えていました。

一方、静的サイトではそのような頻繁な更新に悩まされることはありません。髭犬は脱WordPressして良かったと考えています。

HTML手打ちのメリット

小規模個人ウェブサイト(静的サイトが前提)をしっかりと把握・管理したいなら、自分でHTMLを作成した方が良いです。時代遅れかもしれませんが、HTML手打ちもなかなか捨てたものではありません。静的サイトジェネレーターという選択肢もあるのですが、まずはHTML手打ちでしょう。

髭犬は、WordPressを利用していたとき、生成されたHTMLソースコードを見てもほとんど理解できませんでした。しかし、手打ちでHTMLを作成してからは、ある程度ソースコードを理解できるようになりました。

マイウェブサイトは、自分の城なので、その城がどのように構成されているか把握できるのは、安心感があります。皆さんもHTML手打ちで静的サイトを始めませんか。

維持費格安でドメイン管理も可能なサーバーを選ぼう

サーバーについては、すでに説明しましたが、以下の要件を満たすものを選びましょう(静的サイトが前提です)。この一元管理と低維持費は、長期運用の基本となります。

この条件を満たすサーバーも含めたサービスは、沢山あるかと思います。髭犬は、いろいろ悩んで、さくらインターネットにドメイン管理とサーバー管理をお任せすることにしました。クラウドサーバーのシェアが大きなAWSも試してみたかったのですが、できることが多すぎて逆に困ったので、日本の老舗サーバーサービスのさくらインターネットにしたという経緯があります。

参考までに、当サイトのドメインとサーバーの維持費は下記の通りです。

対象 年間維持費(税込)
ドメイン(.com) 1,886 円
サーバー(ライトプラン) 1,571 円

自分の城は、こんなにお安く所有できるのです。

これからマイウェブサイトを始める方へ

近い将来、巨大プラットフォームが、独立した個人サイトを駆逐するかもしれません。それでも、自分の城であるマイウェブサイトを立ち上げたい方は、ご自身でしっかりと下調べしてから独自ドメインとサーバーを契約してください。この記事に書かれていることは、あくまで髭犬の一意見です。後悔なきようマイホーム設計と同じぐらいしっかりと検討しましょう。

以下リンクより、1つ前のまとめに戻れます。

ウェブサイト運営まとめ 流行りのWordPressを使わず原始的な手打ちで「髭犬のサイト」を管理している時代遅れの髭犬が、どのようにサイトを運営しているか、その運営方針や設定等をまとめます。