個人ウェブサイトの記事は、フロー型ではなくストック型を基本として、長期的な資産価値の維持を目指す

2020-06-21, 2020-06-20

個人でウェブサイトを長期的に運営する場合は、ニュース等のトレンドを追いかけるフロー型の記事ではなく、長く読まれるテーマを扱ったストック型の記事を掲載する必要があります。長く役立つ有用な情報が詰まったサイトを作りましょう。

長期的に資産価値のある個人ウェブサイトを目指す

もし、人々の役に立つ優良な情報や娯楽を掲載しているサイトがあるなら、そのサイトは価値を提供しているので資産とみなせます。これから個人ウェブサイトを立ち上げる初心者の方は、自身のもつ情報や経験を記事にまとめて公開し、それらを欲している人に提供したいという想いがあると思います。その供給と需要が整合するならば、そのサイトは資産になります。

しかし、提供される情報や経験の種類によっては、すぐに役に立たなくなります。サイトの資産化を考えている方は、その情報や経験には有効期限があること意識しておく必要があります。以降でそれらについて説明します。

フロー型記事とストック型記事の違い

資産サイトを狙う場合は、フロー型記事とストック型記事の違いを念頭に入れておく必要があります。それぞれの記事の違いを説明します。

フロー型記事はすぐに廃れる

フローとはFlow、すなわち流れを意味します。イメージとしては川や滝を連想すればよいでしょう。つまりフロー型記事とは、最初は勢いがあるものの、その価値が以下の図のように、すぐに流れ去っていく記事を指す言葉です。特に、鮮度を重視した記事、例えば、ニュース、新商品レビュー、キャンペーン紹介などがフロー型記事になります。トレンド記事という呼び名もあります。

新しく記事を追加してもすぐに鮮度が落ちるので、サイトとして価値を提供し続けるためには、常に情報を修正し続けるか、新規記事を追加し続ける必要があります。

ストック型記事は生き残り続ける

ストックとはStock、すなわち蓄えや蓄積を意味します。イメージとしては、湖を連想すればよいでしょう。つまりストック型記事とは、その価値が貯められていつまでも残る記事を指す言葉です。特に、概念、歴史、地理、著作物のレビューなどの記事がストック型記事になります。この記事自体も概念を説明したもので、ストック型記事ですね。

ストック型記事の特徴は、以下の図のように、時間が経過しても廃れない情報を扱い、価値の低下が抑えられていることです。

古い記事の情報も必要とされるので、長い期間サイトの価値を維持できます。

個人ならストック型記事でサイトを構築するべき

もし個人でサイトを運営しようと考えているなら、フロー型記事よりもストック型記事を主としてサイトを構成したほうが良いと考えます。以下は、先ほど示したフローとストック型記事の価値の経時変化を比較した図です。ここで注目すべきは、時間が経過すれば、フロー型とストック型の価値が逆転し、最終的にストック型記事だけが生き残り価値を提供できるという点です。

この図より、長期的にサイトを運用する場合は、ストック型を念頭において記事を追加すべきであると分かります。息が長い生き残る記事をじっくり考えて、ゆっくり追加すればよいのです。ただし、アクセス数の増加も非常にゆっくりとしたものになり、忍耐力も求められます。

もちろんフロー型記事を主体とした戦略も考えられます。ただし、サイト運営を専業とし、記事をライターに委託して、ライターを統括する必要があります。新聞やニュースサイトの運営とほぼ同じで、チームを組み、情報を垂れ流す必要があるのです。

記事を書く前にストック型であるかどうか確認しよう

記事を書く前に一度問いかけてみてください。書こうと考えている記事のコンテンツが、数年後も価値を維持し続けられるか、メンテナンスの必要性はあるのか?

もし、答えが否であれば、それはフロー型に分類されるコンテンツです。フロー型の場合は、長期的視点に立てば、そもそも書いても書かなくても同じ事です。または、書いたとしても、少数の記事にとどめておき、定期的にチェックして、頻繁に情報更新し続けるルールで運用しましょう。

追加すべきはほぼメンテナンスフリーで、数年後も価値を提供できるストック型の記事です。よく初心者に対して、とにかく記事を書き続けてアクセスを稼ぐように根性論をアドバイスする方々がいますが、その戦略ならライターを雇うべきです。個人でサイトを運営したい初心者には、ストック型記事を丁寧に書くようにアドバイスすべきだ、と髭犬は考えます。

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ウェブサイト運営まとめ 流行りのWordPressを使わず原始的な手打ちで「髭犬のサイト」を管理している時代遅れの髭犬が、どのようにサイトを運営しているか、その運営方針や設定等をまとめます。